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9月13日、大阪府鍼灸師会 学術講習会で「お灸の話」をさせていただきました。
たくさんの先生方にご参加いただけたことを、本当にうれしく思っています。
もう一度、透熱灸をやってみませんか?
「透熱灸は熱そう」
「患者さんに嫌がられそう」
「やけどが心配」
「学校を卒業してから、ほとんどやっていない」
そんな先生も多いのではないでしょうか。
9月13日の講習会で「普段、透熱灸をしていますか?」と尋ねたところ、手を挙げた方は決して多くありませんでした。
けれども患者さんからは、
「お灸はしてもらえないのですか?」
「昔、お灸でラクになったことがあります」
と聞くことがあります。
患者さんがお灸を求めている一方で、私たち治療者のほうが「熱そう」「怖そう」と、透熱灸から離れてしまっているのかもしれません。
透熱灸は、ただ熱さに耐えてもらう治療ではありません
透熱灸は、ただ熱さに耐えてもらう治療ではありません
透熱灸を治療として行うには、次のようなことを考えます。
どこに据えるのか ― 取穴(ツボ取り)
どれくらいの熱を入れるのか ―(温度と熱の伝わり方)
何壮据えるのか ― 総刺激量(ドーゼ)
患者さんの身体に触れ、硬さや圧痛を確かめ、必要な場所へ必要な刺激を届ける。それが、治療としての透熱灸です。
講義では、もぐさ燃焼解析システム「MOXATH(モクサス)」を使い、台座灸や透熱灸の温度と熱量を比較したグラフをみていただきました。
実際に測定すると、同じように見える台座灸でも、商品によって温度の上がり方や熱の伝わり方が異なります。
透熱灸も同様です。
もぐさ(艾)の量
艾炷(がいしゅ)の形や硬さ
底面積
ひねり方
据え方や燃焼のさせ方
つまり、透熱灸は「熱いか、熱くないか」だけで考えるものではありません。
こうした違いによって、患者さんに伝わる刺激も変わります。
灸治療を体験してから、もぐさ操作を練習する、逆転の発想
学生時代、もぐさをひねる練習をした方は多いと思います。
しかし、もぐさを上手にひねることが、灸治療ではありません。
まずは、灸治療とはどのようなものなのかを体感してみる。
お灸によって身体がどのように反応するのかを、自分で経験してみましょう。
もぐさの操作に自信がなければ、最初は電子温灸器を使う方法もあります。
それから、もぐさに触れ、ひねり、据えてみる。
身体の反応を確かめながら、刺激を少しずつ調整していく。
大切なのは、できない理由を探すことではなく、今の臨床で、できる方法を見つけることです。
「久しぶりにもぐさをひねってみようかな」
「もう一度、透熱灸をやってみようかな」
そう思ったときが、始めどきです。
灸活アーカイブでは、透熱灸の基本、深谷灸法、温度と熱量の測定、電子温灸器の活用などを、動画で繰り返し学ぶことができます。
まずは、気になる動画を一本見てみませんか。
治療としてのお灸を、もう一度臨床へ!
灸活未来塾講師 鍼灸師 天野聡子
【「灸活アーカイブ」で学ぶ】(動画ライブラリへ飛びます)






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